何も思わず、何も感じずに、日々は過ぎていく。いや、思ったり考えはしているが、それは脳波の域から出ず、現実に保持できるほどの記号には出力できていない。思考の液状化の勢いは一定だが少しずつ増している。ただ、流れというのは一直線の河川に対し豊かな蛇行を生成する。一筋縄ではいかない体系を作り出すそれに可能性を感じ、また、愛おしさを感じる。自分が見えてないだけで、蛇行はしているのかもしれない。少ししたら振り返りその地形を見るとしよう。

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